こんちは!倫太郎でござる( ´ ▽ ` )
突然ですが、
以前書いていた物語が意外に好評で、書かないんですか?ってことだったので、
ゆるーく、再開したいと思います!
社会人としての私の実体験を物語にして書いて行こうと思います。
つまらない物語ですが、気晴らしや暇つぶし、一部でも何かのそして誰かの参考になればと思います。それでは、お楽しみください。
2012.7.12 始まりの日
会社説明会兼入社試験に来ていた。
元々社交的な性格からか、友人の勧めでとりあえず商社にエントリーした。
(実際は、形式上就活をしていないと親も色々とうるさいし、そろそろ活動しないと完全に就職できない。)
そんな葛藤からだった。
この男、”倫太郎”。24歳、大学4年、絶賛就職活動中(形式上...だ)
好きなことは、人生観や哲学について熱く語り合うことだ。
周りが大手企業のエントリーや自己分析を行う中、俺は単位の取得とアルバイト。
やりたいことは特にない。
特技と言えば、大学生活の大半を費やし、海外へ1年飛び出して身につけた英語くらいだ(それも思い通りにポンポン話せるレベルではない。)
強いて言えば、英語を使う仕事ならなんでもいい。
「就職活動=そんなもん」だと思っていた。
海外生活で積極的に人との交流を図り、仕事を見つけ自分の力で生活をしてきた。
(日本に帰った俺は遥かにパワーアップしたはずだった・・・)
面接官「はい、それでは時間になりましたので、筆記用具を置いてください」
(色んな意味で終わった・・・)
筆記試験を終え、机の消しゴムのカスを丁寧に集める。
(そう、これが俺の試験官へのアピールだ。試験の点数はこれで加点だ。)
ついでに隣の机も綺麗にし椅子まで揃えて、最後に挨拶をして出る。
(これで合格だ。だぶん。)
「本日は有難う御座いました。」
「お疲れ様でした。机綺麗にしてくれて有難う。今時珍しい子だね」
(ほれみろ、作戦通りこれで加点だ。)
試験官は続けた。
「テストの点には加えられないけど、最近こういうこと気にする子が少ないんだよな〜
次の面接で会えたら色々話せたらいいね」
(こいつできる・・・さすが受験者を多く見てきただけある・・・完全に読まれている。だが、加点は加点だ。)
くそ暑い中、ジャケットを羽織りできる男のように襟を整え、会釈をしてから駅に向かった。
「やっと終わった〜」
朝から夕方まで説明会でちょっと疲れていた。
「あっ!試験官の名前聞くの忘れた。」
(絶対説明会の時に自己紹介があったはずだが・・・)
こういう抜けたところも俺のチャーミングポイントだ。
「ただいま〜」
しっかり就活してきた感を出して帰宅した。
筆記試験の感触を簡単に両親に報告。(できる男は報告もするのさ)
毎晩日課のアニメを3話ほど処理して、その日を終えた。
1週間後、面接の案内が届いた。
(やっと1社まともに面接まで進めたことに歓喜したが、面接の本を買いに行かねばとも思った。)
そう、すべて付け焼刃だ。(分かっている。これが理想的な就活生だ。)
次回、「面接の日」