とある商社マンの日常

商社マン6年生のtitorが会社員生活を綴る

初日(前編)

あらすじ

ついに商社で働くことになった倫太郎。

面接の流れで、バイト?インターン?をやることになる。

 

2012.8.27 初日

猛烈に眠い。(結局、2時間睡眠・・・)

とりあえず6時に起き、普段食べない朝食を食べる。目の前のパンを食べながら、このパンをくわえたまま駅に向かい、曲がり角で美人ちゃんとぶつかり恋に落ちる。そんなラブロマンスが始まる。(予定だ)と妄想する。

 

こんな日が現実になる日を夢見てスーツの袖に手を通して家を出た。

 

普段基本夜型の俺は、朝の駅が新鮮だった。

(良い子はちゃんと大学に行きましょう(・Д・)m)

駅に着くと一体どこから出てきたかわからないほど、人がいる。

(見ろ!まるで人がゴミのようだ!とムスカ風に呟いてみる)

多くの人はスーツで、新聞を読む人、スマホでニュースを見る人、おはよーと声を掛け合うおばちゃんたちがそこにはいた。

(話は変わるが、電車に乗っている人の携帯画面をついみてしまうのは俺だけか?)

 

多くの人は同じスーツ姿。周りからサラリーマンっぽく見えてるのだろうか?

なぜか視線を感じる気もする。(スーツ姿の倫太郎がそんなに魅力的なのだろうか?)

片道1時間の電車車内は、意外と退屈だった。

(これが毎日続くなら何か電車で何か始めるべきか・・・)

 

長い道のりを経て、8時10分頃会社に着いた。

屋上には喫煙者があり、Georgiaを飲みながらタバコを吸う。おそらくこれからのルーティンになるだろう。同じような社員が周りに数人いる。親近感がわく。

誰が同じ会社の人かわからないから片っ端から会釈する。中にはヤクザのような輩が数人。

(本場の言葉を借りるなら、「俺だ、ついに機関のエージェントが・・・」といったところか)

 

冗談はさておき、8時25分にはオフィスに戻った。金田さんに挨拶をして、会議室で今日の打ち合わせだ。今日の今日まで、何をやるのか全く聞かされていない。

「おはよー!今日からバイトをしてもらう。まぁバイトって言っても早く慣れてもらうために、電話に出たり、書類を整理したり、だ。

まぁとりあえず、午前中は食品部の部長と皆に挨拶して、パソコンとか準備してもらって終わりになると思う。何か聞きたいことある?」

「いえ、大丈夫です。よろしくお願いします」

(パソコンって…自分で準備するんかい!って叫んでみる。)

会議室を出たのが9時5分くらい。

シーンとしたワンフロアで、電話が静かになるが、ワンコールしないうちに素早く途切れる。

俺は図書館のような空間が嫌いだ。

意識すればするほど、大きな音を立てまいとすればするほど、何かをやらかすからだ。

 

まず始めに食品部の部長さんに挨拶に連行される。いい体躯で40代くらいのいい匂いがするおじさんだ。いい人そうだったが、怖そうだとなんとなく思った。

「今日からアルバイトで来ました、岡部と申します。ご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、よろしくお願い致します!」

「こちらこそ、よろしくお願いします。慣れないと思うけど、簡単なことをお願いする予定なので、周りの皆さんのサポートをしながら色々と学んでってね!」

(簡単なこと=無茶振りじゃないことを祈る)

「ありがとうございます!精一杯頑張ります、よろしくお願いします!」

 

それから他の部署の部長さんや常務、社長に挨拶をし、同じ部署の人たち一人一人の約20人くらいに頭を下げて回った。

挨拶を終え、自分の席に案内され、パソコンのセッティングへ。俺の席は課長といかにも仕事ができそうな女性の間の席。

早速女性の先輩に話しかけられる。

「岡部くん、そのスーツクリーニングしたの?」(なんだこの女は!?盗聴でもしてたのか?!)

「ええ、一度綺麗にしとこうと思いまして」

「クリーニングのタグがついてるよ(笑)」

(朝の電車の視線はこいつか!!!)

「すいません…ありがとうございます」 

(早速新人君全開だorz)

これが今日初の会話らしい会話だ。

 

タグをとって、パソコンを取り付け起動。

簡単な操作説明を受けて午前中が終わった。

 

次回 初日(後半)